Monday, November 21, 2016 10:19 AM

フィコサ、テネシーに新工場開設

 スペインのサプライヤー、フィコサがテネシー州クックビルにバックミラー(リアビューミラー)工場を5000万ドルを投じて開設した。

 テネシアンによると、同工場の面積は27万平方フィート。年間のバックミラーの生産能力は450万個。製品の供給先は日産、VW、FCA、GM。

 同工場は、40マイル南東に位置するクロスビルのアセンブリ工場の業務を引き継ぐ。新工場では900人が雇用され、うち400人はクロスビルからの異動となる。

 テネシーには、スプリングヒルのGM、チャッタヌーガのVW、スミルナの日産工場がある。同州からの自動車輸出は、2010年比、2015年は64%増で60億ドルに達した。州内には930の自動車部品サプライヤーがあり、業界労働者は11万8000人に上る。

 6月、フィコサは5億1000万ドルに相当するバックミラーの注文4件を獲得した。今後5年の間に890万個のミラーを生産するが、4件のうち1件の受注分はクックビルで生産される。フィコサは18カ国で9700人の従業員を抱え、米国にはミシガン州とケンタッキー州にも拠点がある。