Thursday, January 12, 2017 10:48 AM

サムスントップを取り調べ 韓国、朴氏側への贈賄容疑

 韓国のサムスングループが朴槿恵大統領の親友、崔順実被告側に拠出した巨額資金を巡り、特別検察官の捜査チームは12日、経営トップの李在鎔サムスン電子副会長(48)を贈賄容疑などで取り調べた。朴政権による便宜供与を期待した賄賂だった疑いがあるとみており、捜査関係者は逮捕状を請求するかどうかは「調べを終えてから判断する」と述べた。

 出頭した李氏は記者団に対し、一連の疑惑で捜査を受ける身となり「国民に申し訳ない」と陳謝し、頭を下げた。

 捜査チーム幹部は11日、李氏を逮捕する可能性を否定しなかった。朴氏の収賄容疑も念頭に調べているとみられ、捜査の行方は朴氏の罷免の可否を判断する憲法裁判所の審理にも影響しそうだ。(共同)