Wednesday, July 06, 2016 9:59 AM

小池氏推薦待たず出馬表明 「不透明」と自民都連批判

 東京都知事選で、元防衛相で自民党の小池百合子衆院議員(63)=東京10区選出=は6日午後、都内で開いた記者会見で「しがらみのない都民の目線で戦う」と述べ、党都連の候補者決定を待たずに出馬することを正式に表明した。都連に対し「どこで何を決めているのか不透明だ」と批判。都連内で擁立に向けた動きがある元総務相の増田寛也氏(64)が立候補すれば自民党は分裂選挙となる。

 都連会長の石原伸晃経済再生担当相が候補者決定を参院選(10日投開票)後にする意向を5日示したことに対し、小池氏は「参院選後では政策を論じる時間がなくなるという客観的な状況と、自らの意思を含めて総合的に判断した」「都民のための都政を取り戻すことが必要だ」と話した。

 「このままでは党の支援は得られないと判断している」とも述べた。都連に出した支援依頼は取り下げず、都連の改革が必要との認識も示した。(共同)