Wednesday, July 06, 2016 9:59 AM
円高加速、100円台 東証一時500円超安
英国の欧州連合(EU)離脱問題による世界経済の先行き不安が再燃し市場を揺さぶっている。6日の東京市場は、投資家がリスクを回避する姿勢を強めたため、円相場は1ドル=100円台に急伸。日経平均株価(225種)は一時500円超下げ、前日比290円安で取引を終えた。国債への資金シフトが進み、長期金利は急低下している。
英国では不動産市場から資金が流出してファンドの取引停止が相次ぎ、イタリアでは不良債権問題が深刻化するなど、EU離脱の影響が目に見える形で出始めた。日米欧の投資マネーの流れが変調を来し、世界的に安全資産への集中が鮮明になっている。
円相場は英国民投票でEU離脱派が勝利した6月24日以来の円高水準。財務省幹部は6日、円高進行に関し「投機的な動きがあるかどうかを注視していく」と記者団に述べた。(共同)
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