Wednesday, July 06, 2016 5:42 PM

残り議席巡り各党激戦 複数区、自民は安定

 共同通信社の参院選情勢調査によると、改選議席が複数の13選挙区、計41議席のうち、安定した戦いを進める自民党を中心に28議席がおおむね固まりつつある。自民党と民進党が2議席目を奪い合う選挙区もあり、残り議席を巡り各党の争いは激化。投票先が未定の無党派層は少なくなく、勝敗は予断を許さない。

 自民党は改選複数区で公認16人、推薦1人を擁立。全13選挙区で手堅く1議席は押さえるなど14人は優勢。2人を擁立した改選3以上の北海道、千葉、東京、神奈川のうち千葉では2議席獲得の勢いだ。他でも「2人当選」の可能性がある。

 民進党は7候補が堅調に選挙戦を展開。茨城、静岡など4選挙区ある2人区で自民党と議席を分け合う。改選3以上の選挙区で1議席を確実に取りそうなのは東京、愛知、福岡にとどまる。2人を立てた北海道、千葉、東京、神奈川、愛知の行方が党勢回復の鍵を握るが、千葉で2議席獲得は厳しい。(共同)