Friday, January 20, 2017 6:21 PM

高浜原発でクレーン倒れる 原子炉補助建屋が一部破損

 20日午後9時50分ごろ、関西電力高浜原発(福井県高浜町)で、2号機の安全対策工事に使うクレーンが倒れ、原子炉補助建屋と使用済み燃料プールがある建屋の外壁が一部壊れた。関電によると、周辺環境への影響はなく、けが人もいない。

 運転開始から40年を超える老朽原発で、昨年から2020年まで安全対策工事中。コンクリート製のドーム屋根を原子炉格納容器の上部に設置する準備をしていたが、事故時は作業をしていなかった。暴風警報が出ており、強風が吹いていたという。

 中央制御室にいた運転員が大きな音を聞き確認すると、クレーンが倒れていた。(共同)