Thursday, July 07, 2016 5:41 PM

中東とネットワーク構築か イスラム国映像に失踪男

 バングラデシュ飲食店襲撃テロ後、過激派組織「イスラム国」(IS)が公開した新たなテロを予告する映像に登場した男の1人が、首都ダッカで約3年前に失踪したバングラデシュ人の男とみられることが8日までに地元メディアの報道で分かった。ISは映像を主要拠点シリア・ラッカで撮影したとしており、中東とバングラデシュを結ぶネットワークが構築されているとの見方が浮上した。

 飲食店襲撃テロの実行犯らが立てこもり中、海外と連絡していた可能性も判明。IS影響下の国内過激派が勢力を拡大している疑いが強まっている。

 映像では3人の男が登場し「(襲撃テロは)殺害されたイスラム教徒数百人の報復だ」と主張した。地元メディアによると、このうち1人の名は「タフミド・シャフィ」。政府高官の息子で、約3年前から友人らとの連絡を絶っていたという。(共同)