Thursday, July 07, 2016 5:42 PM
違法行為なしとFBI長官 クリントン氏メール問題
米連邦捜査局(FBI)のコミー長官は7日、下院監視・政府改革委員会の公聴会で、大統領選の民主党候補指名を確実にしたクリントン前国務長官が公務で私用メールを使っていた問題の捜査に関し証言した。クリントン氏の訴追を求めなかった理由について、法を破るような行為は「なかった」ためだと説明した。
コミー氏は「法に違反する行為をしていると認識していたとの十分な証拠がなかった」とし、立件を見送るべきだと結論付けたと述べた。情報管理が「非常に軽率だった」と改めて批判した。
クリントン氏は、機密扱いの情報を私用メールで送受信したことは一切ないと説明してきたが、コミー氏は「正しくない」と述べ、本文に機密扱いだと示すマークが付いたメールが3通あったことを明らかにした。その上で機密扱いだとの理解がなかったとの見方を示した。捜査に対してクリントン氏がうそをついたとは考えていないとも語った。(共同)
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