Friday, July 08, 2016 7:01 PM

IMF副専務理事に張氏 二代続けて中国出身

 国際通貨基金(IMF)は8日、副専務理事を25日に退任する中国出身の朱民氏の後任に、中国人民銀行(中央銀行)の張濤副総裁を起用すると発表した。8月22日に就任する。4人いるIMF副専務理事の一角を二代続けて中国出身者が務める。

 副専務理事は、組織のトップでフランス出身のラガルド専務理事を補佐する要職。ほかの3人は米国出身で筆頭格のリプトン氏、日本の財務省出身の古沢満宏氏、ブラジルとイタリアの国籍を持つグラッソ氏。

 朱氏は中国人民銀の副総裁などを経て、2011年7月、中国出身で初めてIMFの副専務理事に就いた。(共同)