Thursday, February 16, 2017 11:08 AM

米国債保有、日本が3カ月連続の首位 12月の国際資本統計

 米財務省が15日発表した国際資本統計によると、2016年12月末時点の米国債の国別保有額で、日本が3カ月連続で首位となった。中国は人民元の下落防止のために外貨準備を取り崩してドル売り元買いの為替介入を実施し、10、11月に米国債の保有額を大きく減らしている。

 日本は10月の米国債保有額で、中国を抜いて15年2月以来の首位になった。日本は178億ドル減の1兆908億ドル。中国の保有残高は前月比91億ドル増の1兆584億ドルだった。

 対米証券取引に伴う資本移動は海外投資家から見て428億ドルの売り越しとなり、3カ月ぶりに米国からの資本流出を示した。(共同)