Thursday, February 16, 2017 11:11 AM

自動運転実現で大綱策定へ 17年度に政府、公道実験も

 政府の未来投資会議は16日、人が運転に関与しない完全自動運転の実現に向けて、必要な法改正など制度整備に関する大綱を2017年度中に策定する方針を決めた。安全基準に関する規定や無人走行車が事故を起こした場合の責任など関連法の改正案を18年にも作成し、19年の通常国会での成立を目指す。

 安倍晋三首相は「20年までに運転手が乗車しない自動走行によって地域の人手不足や移動弱者を解消する」と会議で述べ、関係閣僚に自動運転実現へ向けた環境整備を進めるよう指示した。

 会議では、無人のトラックやバス、タクシーを用いた公道での走行実験を17年度から本格化する計画も確認した。(共同)