Wednesday, February 22, 2017 12:06 PM

中堅幹部の起訴見送り ポト派特別法廷

 カンボジアの旧ポル・ポト政権による大虐殺を裁く特別法廷は22日、強制労働で多数を死亡させた容疑などで捜査を進めていた元ポト派中堅幹部のウン・チャイム氏の正式起訴を見送り、捜査を終結すると発表した。

 特別法廷の共同捜査判事は発表で、ウン・チャイム氏は「(ポト派の犯罪に関し)最も責任のある当局者とは言えない」と見送りの理由を説明した。

 特別法廷ではこれまでに、元最高幹部のヌオン・チア元人民代表議会議長ら3人の終身刑が確定している。(共同)