Monday, March 06, 2017 4:54 PM

制裁解除で対日関係深化を イランのシンポで両国大使

 イランの首都テヘランで6日、対日関係に焦点を当てたシンポジウムが催され、小林弘裕駐イラン大使やイランのナザルアハリ駐日大使らが、昨年1月に核兵器開発疑惑に伴う対イラン制裁が解除されたことを受け、両国関係を一層深化させていくべきだと訴えた。

 小林大使は、2015年7月にイランが米欧などと結んだ核合意の影響により、日本がイランと多様な分野で結び付きを強めていると指摘。今後もイランが核合意を着実に順守していくために「日本政府は全面的に協力する」と強調した。

 シンポジウムは国際交流を促進する笹川平和財団が主催。会場には、幻のペルシャ陶器と言われた「ラスター彩」の技法を通じてイランとの交流を続ける陶芸家、加藤幸兵衛さん=岐阜県多治見市=らの作品も展示された。(共同)