Tuesday, March 07, 2017 12:21 PM

フィアットCEO退任へ 18年末に

 欧州自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)のセルジオ・マルキオンネ最高経営責任者(CEO)は7日、2018年末でCEOを辞任する意向を示した。ジュネーブ国際自動車ショーでの記者会見で語った。

 マルキオンネ氏は、自らに対する評価は「ほかの料理人(同業他社の経営責任者ら)の判断に任せる」と述べたが、経営再建の実績に満足しているとみられる。FCAから分離したイタリア高級車メーカー、フェラーリの会長も兼務しているが、同職からも21年に退くという。

 マルキオンネ氏は業界再編に意欲的なことで知られ、15年にはゼネラル・モーターズ(GM)に合併を持ちかけて断られた経緯がある。(共同)