Monday, March 20, 2017 5:49 PM

海外援助カットで苦言 トランプ政権にEU代表

 欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表は20日、トランプ政権による海外援助の削減方針について「特定地域の不安定化を招く」と懸念を表明した。「遠く離れた場所への投資は、米国の国益になる」とも述べた。開発援助を手掛ける国際開発局(USAID)の予算カットでトランプ政権に苦言を呈した格好だ。

 首都ワシントンで開かれたシンポジウムで語った。

 トランプ政権は2018会計年度(17年10月〜18年9月)の予算方針で、国防費を大幅に増やすため、国務省とUSAIDの予算を合計で28%減らすことを求めている。(共同)