Thursday, March 23, 2017 10:05 AM
「イエメン危機に関心を」 1700万人が飢餓直面
内戦状態のイエメンで人道支援活動を続ける国連児童基金(ユニセフ)の教育専門官、大平健二さんが23日、東京都内で共同通信の取材に応じ「重度の栄養失調者が急増している」と指摘、食料不足が深刻化する中でも国際社会の関心が高まらない現状に危機感を示した。イエメンでは人口の約3分の2に当たる1700万人以上が飢餓に直面しているとされる。
大平さんは3月上旬、イエメンで最も食料危機が深刻化している西部ホデイダの病院を訪問。やせ細って平均体重の半分にも満たない幼児もおり、病棟は患者らでごった返していたという。
ユニセフによると、イエメンでは約220万人の子どもが栄養失調に陥り、うち重度の症状の子どもはここ2年で3倍に急増、約46万2000人に達している。(共同)
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