Thursday, March 30, 2017 10:42 AM

W杯最多勝、メークも話題 高梨がシーズン振り返る

 ノルディックスキー、ジャンプ女子の高梨沙羅(クラレ)がこのほど、今季の戦いを振り返った。最大の目標に掲げた世界選手権では3位にとどまったが、ワールドカップ(W杯)で4度目の個人総合優勝を飾り、男女を通じて歴代最多に並ぶ通算53勝を達成。昨春ごろから始めたというメークでも注目を集めるなど、話題に事欠かないシーズンだった。

 今季調子が安定しなかった要因について「一番は助走のスタート部分での狂いだった」と話す。シーズン後にコーチと議論を重ねる中で、夏場につかんだと思っていた重心の落とし方が、実は間違っていたことに気付いたという。

 頭に描いているのは17戦14勝と圧倒的な成績を残した2015〜16年シーズンの助走姿勢だ。平昌冬季五輪が行われる来季に向け「飛び方を思い出して、またゼロからやっていきたい。五輪の失敗は五輪でしっかり返す」と早くも気合十分だ。(共同)