Thursday, July 14, 2016 10:22 AM
東京円急落、105円台 日銀、追加緩和の観測で
14日の東京外国為替市場の円相場は急落し、6月24日以来、約3週間ぶりの円安ドル高水準となる1ドル=105円台をつけた。日銀が追加金融緩和に踏み切るとの観測が強まり、円売りが加速した。
午後5時現在は、前日比1円22銭円安ドル高の1ドル=105円43〜45銭。ユーロは1円90銭円安ユーロ高の1ユーロ=117円01〜05銭。
市場では「ここ数日で、円安方向に動いてきた中で、追加緩和の思惑が強まり、仕掛け的な売りで急速に円安が進んだ」(外為ディーラー)との声があった。
本田悦朗・前内閣官房参与が、4月の訪米時にバーナンキ前米連邦準備制度理事会(FRB)議長と永久国債について議論したと一部報道が出たこともきっかけとなった。永久国債を日銀が買い入れれば、政府は返す必要のない資金で、財政支出を行う「ヘリコプターマネー」が可能になるとの見方がある。(共同)
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