Thursday, July 14, 2016 10:26 AM

南シナ海仲裁の対応焦点 きょうASEM開幕

 アジアと欧州の約50の国・機関が参加するアジア欧州会議(ASEM)首脳会議が15日、モンゴルの首都ウランバートルで2日間の日程で開幕する。南シナ海での中国の主権を否定した仲裁裁判所の判断への対応が焦点。英国の欧州連合(EU)離脱決定により不透明感が増す経済問題、バングラデシュの飲食店襲撃などを踏まえ、テロ対策も議題となる。

 日本の安倍晋三首相、中国の李克強首相、ドイツのメルケル首相、韓国の朴槿恵大統領、フィリピンのヤサイ外相らが出席を予定。

 フィリピン外務省によると、ヤサイ氏は仲裁判断の尊重の必要性を議論する方針だが、李氏は「受け入れない」との中国の立場を繰り返す見込み。(共同)