Thursday, July 14, 2016 10:28 AM
改憲論議、条件付き容認 民進代表、9条以外で
民進党の岡田克也代表は14日の記者会見で、憲法改正に関し、安倍晋三首相が現行憲法を連合国軍総司令部(GHQ)による「押し付け憲法」と捉えている見解を撤回し、立憲主義を順守するとの条件を守れば、9条以外の条文の議論に応じる余地があるとの考えを示した。これまで岡田氏は9条だけでなく、他の条文に関しても安倍政権下の改正に反対しており、軌道修正を図った形だ。
参院選では、改憲勢力が国会発議に必要な「3分の2」の議席を衆院に続き占めた。秋の臨時国会で再開される見込みの衆参両院憲法審査会での議論を拒むのは、困難と判断したとみられる。審査会が本格始動する可能性が出てきた。首相は参院選後の会見で、民進党に議論参加を求めていた。
岡田氏は会見で、押し付け憲法論の撤回や立憲主義順守が「大前提」と断った上で「9条改正の必要はないと明言しているが、それ以外について何か言っているわけではない。『なるほど』と思われることが出て議論するというのは、ないわけではない」と説明した。(共同)
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