Thursday, July 14, 2016 1:12 PM

シリア作戦で連携模索 米長官、ロシア訪問

 ケリー国務長官は14日、モスクワを訪問した。ロシアのプーチン大統領、ラブロフ外相と会談し、シリアで米露が別々に続ける対イスラム過激派軍事作戦で情報共有を含めた連携を模索。

 ワシントン・ポスト(電子版)は12日、ケリー氏がロシアに国際テロ組織アルカイダ系「ヌスラ戦線」の位置情報共有を提案し、標的として合意できれば双方がどのように空爆を行うか決める手はずにしたい意向だと報じた。

 米側は過激派組織「イスラム国」(IS)に対する軍事作戦でも協調を提案。一方、ロシアは空爆を続けるアサド政権に対し、航空機を人道支援や医療、避難など非戦闘目的にのみ使用するよう影響力を行使する見通しという。ロシアはアサド政権と共同軍事作戦を実施している。(共同)