Thursday, July 14, 2016 6:07 PM

PKO職員の一部退避指示 南スーダン、戦闘再燃で

 南スーダンでの戦闘再燃を受け、現地の国連平和維持活動(PKO)本部や国連機関は14日、基幹業務以外に従事する職員の一部に一時退避を指示したと発表した。PKOに参加する陸上自衛隊の施設部隊によると、陸自部隊は特に指示を受けていないという。

 首都ジュバでは8日にキール大統領派と元反政府勢力との間で大規模な戦闘が発生し、270人以上が死亡した。13日に現地の国際協力機構(JICA)関係者の邦人47人がチャーター機で、14日に日本大使館員4人が航空自衛隊のC130輸送機で国外退避した。

 南スーダンのキール氏は14日、記者会見で「さらなる流血の事態は避けたい」と述べ、対立する元反政府勢力トップのマシャール第1副大統領と電話で会談し、直接面会して対話に応じるよう求めたと明らかにした。しかし、申し入れは受け入れられなかったという。(共同)