Friday, July 15, 2016 10:25 AM

名門私立大が過激派温床か バングラデシュ襲撃テロ2週間

 日本人7人が犠牲となったバングラデシュ飲食店襲撃テロから15日で2週間。主犯格のニブラス・イスラム容疑者ら実行犯2人が通っていた名門私立ノース・サウス大で学生数百人が失踪した可能性があることが分かった。一部はテロ組織に合流したとみられ、大学が過激派の温床になっている恐れが浮上している。

 首都ダッカのノース・サウス大は「私立では国内一の名門」と言われるが、現役学生や出身者が別のテロにも関与していた。いずれも襲撃テロの実行犯5人と同様、長期間失踪。同大の女子学生は「学内で過激派の勧誘があるといううわさを耳にする」と明かす。

 教育関係者によると、出席した記録が8カ月以上ない長期欠席者を調べたところ、2014年以降の約2年半で約700人おり、通常の同期間と比べて倍増。中退した学生らも含むものの「異常な多さ」だという。(共同)