Friday, July 15, 2016 10:26 AM

ライト建築、登録可能性 世界遺産の審査始まる

 トルコ・イスタンブールで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は15日午後、国立西洋美術館(東京)を含む「ル・コルビュジエの建築作品」など新規登録や登録内容の大幅変更が申請されている約30件の審査を始めた。

 建築家フランク・ロイド・ライトが手掛けた米国内の建物も審査する。ユネスコ諮問機関は登録延期を勧告していたが、当初の10件から4件に絞り、認める可能性がある。

 登録対象には含まれていないが、ライトは日本でも帝国ホテルの旧本館や旧山邑邸(兵庫県芦屋市)を設計した。東京にあった帝国ホテル旧本館の一部は、博物館明治村(愛知県犬山市)に移築されている。(共同)