Friday, April 28, 2017 10:16 AM
今年後半にエルニーニョか WMO、異常気象の恐れも
世界気象機関(WMO)は28日、2016年に世界的な異常高温をもたらす要因となった「エルニーニョ現象」が17年後半に「50〜60%の確率で発生する可能性がある」と発表した。エルニーニョは地球規模で干ばつ、洪水などを引き起こすとされ、実際に発生すれば17年も異常気象が多発する恐れがある。
WMOによると、16年後半には、ペルー沖の太平洋赤道海域で水温が高くなるエルニーニョは観測されず、反対に同じ海域で水温が低くなる「ラニーニャ現象」のごく弱い状態が続き、17年1月にはエルニーニョとラニーニャどちらも見られなかった。
しかし17年2〜3月に同海域の極東沿岸で海水面温度が平均より2度以上上昇。「沿岸エルニーニョ」と呼ばれる現象が発生、エクアドルやペルーに豪雨被害を与えた。(共同)
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