Thursday, June 16, 2016 5:55 PM

「イスラム国」影響衰えず CIA長官

 ブレナン米中央情報局(CIA)長官は16日、中東の過激派組織「イスラム国」(IS)が米軍などの掃討作戦で打撃を受けながらも、テロ遂行能力や世界規模の影響力は「衰えていない」と指摘した。支配地域が縮小し資金が減少したISが今後、注目を集めるテロなどの「ゲリラ戦術」を多用する可能性があると警告した。

 上院情報特別委員会の公聴会で証言した。ブレナン氏は、フロリダ州銃乱射事件に関し、容疑者と国際テロ組織との「直接のつながり」はCIAとして確認していないとし、一匹おおかみ型のテロだったとの見方を示した。

 一匹おおかみ型テロは「情報機関にとり、とても難しい課題」だとし、対処に苦慮していることをにじませた。(共同)