Tuesday, July 19, 2016 10:35 AM

独列車で襲撃、5人重軽傷 「イスラム国」が犯行声明

 ドイツ南部ビュルツブルクの近距離列車内で18日、男がナイフとおので乗客に襲い掛かり、地元メディアによると4人が重傷、1人が軽傷を負った。男は犯行後に列車を降りて逃走中、警官に射殺された。地元州当局者は、男は17歳のアフガニスタン人と明らかにした。

 過激派組織「イスラム国」(IS)系のニュースサイトは19日、男はISの戦闘員だと伝えた。事実上の犯行声明。地元州当局者は19日、テレビ番組で、男の部屋から自作のISの旗が見つかったと明らかにした。男は犯行時に「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んだとの情報もある。

 ドイツには昨年、中東などから約110万人の難民や移民が流入し、極右勢力などが強く反発。男がビュルツブルク近郊に住む難民保護申請者だったことから、事件を機に国内で難民らに対する風当たりが強まる可能性がある。(共同)