Tuesday, July 19, 2016 10:36 AM

タカタのデータ改ざん確認 ホンダとの共同調査で判明

 エアバッグのリコール(無料の回収・修理)問題に揺れるタカタが、過去にエアバッグの試験データを改ざんし、主要取引先であるホンダに報告していたことが、両社が委託した第三者機関の調査で19日、分かった。

 ホンダは昨年11月、タカタの一部のガス発生装置に関する試験データが不適切だと指摘し、タカタも不備を認め、両社は外部に調査を依頼していた。第三者機関がデータ改ざんを認めたことで、タカタへの一段の信頼低下は避けられそうにない。

 タカタは「徹底した再発防止策を既に実施しており、今後も継続的な改善に取り組む」とのコメントを出した。改ざんの詳細は明らかにしなかった。(共同)