Tuesday, July 19, 2016 10:37 AM

北朝鮮、弾道ミサイル3発 ノドンも、日本厳重抗議

 韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は19日午前5時45分〜6時40分(日本時間同)ごろ、南西部の黄海北道黄州付近から、3発の弾道ミサイルを東の日本海方向に発射した。米戦略軍も発射を探知、最初の2発は短距離弾道ミサイル「スカッド」(射程300〜500キロ)、最後の1発は日本のほぼ全域を射程に入れる中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程1300キロ)と推定されると発表した。

 菅義偉官房長官は19日の記者会見で、北朝鮮側に北京の大使館ルートで厳重に抗議したと明らかにした。

 韓国軍によると、3発のうち2発は500〜600キロ飛び日本海に落下した。合同参謀本部は「韓国のほぼ全域を攻撃できる距離だ」と指摘した。残り1発の飛距離や落下場所は不明。発射は韓国や日本を威嚇し、ミサイル防衛(MD)での日米韓連携強化に対抗する狙いとみられる。(共同)