Tuesday, July 19, 2016 5:51 PM

ブラジル人半数が五輪反対 財政難や治安影響か

 ブラジル紙フォリャ・ジ・サンパウロは19日、ブラジル人の50%が8月のリオデジャネイロ五輪の開催に反対しているとの世論調査結果を伝えた。2013年6月の調査に比べ、反対は2倍になり、賛成は64%から40%に減少した。

 五輪招致が決まった09年は好調だったブラジル経済が、その後低迷。リオデジャネイロ州も財政難に陥り、病院や警察などの行政サービスに影響が出ていることや、治安の悪化などが理由とみられる。

 調査によると、63%が五輪はブラジル人に利益よりも損害を与えると考えている。また、57%が治安状況は「誇り」よりは「恥」になると回答した。(共同)