Wednesday, July 20, 2016 10:26 AM
仏下院、非常事態延長可決 南部テロ受け6カ月
フランス南部ニースの暴走テロを受け、国民議会(下院)は20日未明、昨年11月のパリ同時多発テロ後、約8カ月続けてきた非常事態宣言の期限を来年1月末まで、6カ月間延長する法案を賛成多数で可決した。社会党のオランド大統領率いる政府は19日の閣議で「3カ月延長」の法案を決定したが、保守系野党の反発を招き、「6カ月延長」に修正した。
現行の期限は今月26日まで。下院に続いて上院も通過すれば、4回目の延長措置となる。1950年代に旧植民地アルジェリアの独立戦争が激化した際、アルジェリアで非常事態が約8カ月続いた事態を超え、既に最長記録を更新している。
法案は令状なしの家宅捜索や集会、デモの禁止、宗教施設の強制閉鎖などの権限を政府に認めるほか、パソコンや携帯電話などのデータを制限なく押収することも容認する。(共同)
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