Tuesday, May 30, 2017 10:13 AM

JASRACを集団提訴へ 著作権で教室270社賛同

 日本音楽著作権協会(JASRAC)が楽器教室から著作権使用料を徴収する方針を示している問題で、教室を運営する約270の会社・団体が30日、JASRACに対し、使用料を支払う義務がないことの確認を求め、東京地裁に集団提訴することに賛同した。原告は賛同した団体から募るという。

 教室を運営する約350の会社・団体でつくる「音楽教育を守る会」事務局によると、提訴に賛同したのは河合楽器製作所や島村楽器、山野楽器、宮地商会など。7月ごろに提訴する予定だという。

 ヤマハ音楽振興会が今月16日、「音楽教育を目的とした教室での演奏には、著作権が及ばない」として提訴の意向を表明。守る会は30日、東京都内で総会を開き、会員の約8割が提訴に賛同したという。(共同)