Wednesday, July 20, 2016 10:28 AM
VW追加費用2600億円 1〜6月期決算見通し
ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は20日、2016年1〜6月期決算で、排ガス規制逃れ問題に絡む追加の不正対策費用として22億ユーロ(約2600億円)を引き当てると発表した。15年12月期に続いて対策費を計上する。16年1〜6月期の営業利益は53億ユーロを確保できるとしているが、前年同期比の2割減となりそうだ。
VWは28日に1〜6月期決算を公表する。米国では19日にニューヨーク州など3州の司法当局が、VWなどを相手取り新たな訴訟を起こしたばかり。不正対策費用が今後も経営を圧迫することが懸念されている。
VWは営業利益を確保できる要因として、好調な欧州の自動車市場を挙げた。16年通期の見通しについては、排ガス規制逃れに加え、南米とロシアでの販売不振を踏まえて、売上高が15年と比べ最大5%減少する可能性があるとした。(共同)
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