Wednesday, July 20, 2016 1:35 PM

スンビ、W杯距離総合V取り消し ドーピング違反の判断で

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)距離で個人総合3連覇中のマルティンヨンスル・スンビ(ノルウェー)について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は20日、2014〜15年シーズンにドーピング違反があったとする判断を示し、当該シーズンの総合優勝が取り消された。

 違反とされたのは、持病のぜんそくの治療薬の使用に必要な申告をしていなかったためで、国際スキー連盟(FIS)は違反なしとの見解だったが、世界反ドーピング機関(WADA)がCASに資格停止処分を訴えていた。7月11日から2カ月資格停止となる。

 ノルウェー・スキー連盟は20日「申告が不要と考えていた。すべての責任はノルウェー連盟にある」との声明を発表。スンビも「選手にとって最悪の悪夢だ。私は常にクリーンに戦ってきた」とのコメントを出した。(共同)