Tuesday, June 06, 2017 11:03 AM

特別報告者の役割強調 人権理、対日調査討議へ

 国連人権理事会の通常会期が6日、ジュネーブで始まった。ゼイド人権高等弁務官が冒頭演説で、人権問題などに関する特別報告者について「人権理の任命を受けており、各国は(調査などに)協力する義務がある」と述べ、人権保護活動に果たす役割を改めて強調した。12日には言論と表現の自由に関するデービッド・ケイ特別報告者の対日調査報告書が討議される。

 ミャンマーやイランなどで相次ぐ特別報告者への脅迫行為などについて、ゼイド氏は「決して受け入れられない」と非難した。

 ヘイリー米国連大使も6日演説し、人権理がイスラエル批判の場となっていると批判。「米国は人権理参加について慎重に検討している」とし、改革がなされない場合、離脱もあると示唆した。(共同)