Wednesday, July 20, 2016 5:48 PM

移民抑制は「国民の望み」 英首相、独に理解求める

 英国のメイ新首相は20日、ベルリンでドイツのメルケル首相と会談し、欧州連合(EU)離脱後の英国とEUの関係などを協議した。メイ氏は会談後の共同記者会見で移民抑制は「国民の望みだ」と強調し、離脱後もEU単一市場に参加する条件として「移動の自由」などの受け入れを求めるメルケル氏に理解を求めた。

 メイ氏はEUの大国ドイツとフランスを歴訪する初の外遊をスタートし、離脱に向けた外交を本格化させた。国民が求める移民抑制などでは譲歩せず、EU単一市場への参加を目指す構えだ。

 移民抑制ではEU側と意見の隔たりが大きい。メルケル氏は「まずは英国の要望を聞き、ふさわしい対応を検討する」と述べるにとどまった。(共同)