Thursday, July 21, 2016 9:56 AM

参天製薬、米社を買収〜2億2500万ドルで

 参天製薬(大阪市)は19日、緑内障治療用インプラントを開発する医療機器メーカーのインフォーカス(InnFocus、フロリダ州)を買収することで合意したと発表した。反トラスト法(米独禁法)に基づく許可を得て実施し、買収額は2億2500万ドル。

 参天ウェブサイトによると、インフォーカスは2004年設立で、緑内障で起きる眼圧上昇を安定的に抑える眼科治療用具「マイクロシャント(MicroShunt)」を開発中。現在は食品医薬品局(FDA)の承認取得に向けた市販前承認(PMA)申請の最終段階の臨床試験が、米国と欧州で行われている。

 参天は、買収後にマイクロシャント開発の進行度合いと販売実績に応じたマイルストンを支払う可能性がある。