Thursday, July 21, 2016 9:58 AM
英首相、移民抑制譲歩せず EU離脱通知は来年以降
英国のメイ新首相は20日、就任後初めてドイツの首都ベルリンを訪問し、メルケル首相と会談した。英国民投票での欧州連合(EU)離脱決定について改めて理解を求め、今後の英EU関係の在り方を協議。メイ氏は会談後の共同記者会見で、ドイツなどがEU単一市場の参加継続条件として要求している「移動の自由」受け入れについて、「国民の望み」は移民抑制だと強調、譲歩しない姿勢を示した。
メイ氏は国内での政策調整を優先させ、離脱通知は来年以降に行う方針を重ねて表明。EU内には英国に交渉入りを急ぐよう求める声があるが、メルケル氏は「いたずらに長引かせるべきではないが、入念な準備が必要だ」と一定の理解を示した。
メイ氏はドイツに続いてフランスに移動、21日にオランド大統領と会談する。EUを率いる二大国歴訪で離脱に向けた外交を本格化させる。(共同)
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