Thursday, July 21, 2016 10:00 AM

国連事務総長選、初回投票 安保理、非公式で12候補

 今年末で任期を終える潘基文国連事務総長の後任候補12人に対する第1回ストローポール(非公式投票)が21日、安全保障理事会(15カ国)で実施される。初回で決まる可能性はほとんどなく、選出権限を持つ安保理が今後数カ月にわたり投票を複数回行い、候補を絞り込む。潘氏を選出した2006年には4回実施された。

 有力候補とされるのが、前ニュージーランド首相のクラーク国連開発計画(UNDP)総裁、国連教育科学文化機関(ユネスコ)のボコバ事務局長(ブルガリア)、アルゼンチンのマルコラ外務・宗務相、国連気候変動枠組み条約のフィゲレス前事務局長(コスタリカ)の女性4候補。国連総会と安保理は男女の機会均等を進めるため女性候補者擁立を各国に促しており、史上初の女性事務総長が誕生するか注目される。

 男性では、グテレス前国連難民高等弁務官(ポルトガル)、スロベニアのトゥルク前大統領が有利とみられる。(共同)