Friday, July 22, 2016 10:34 AM

米航空大手3社全て減収 国際線不振で4〜6月

 米航空大手3社の2016年4〜6月期決算が22日出そろい、全社ともに売上高が前年同期を下回った。国際線の旅客収入が低調だった。ブラジルの景気低迷などで中南米路線の不振が目立った。

 各社ともに原油安で航空機の燃油費が減る恩恵を受けたものの、純利益は税負担の増加が響いてアメリカン航空グループとユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスの2社が減った。

 売上高はアメリカンが4%減の103億6300万ドル(約1兆1000億円)にとどまった。デルタ航空は2%減の104億4700万ドルとなり、うち太平洋路線の旅客収入が8%減、中南米路線も4%減った。ユナイテッドは5%減の93億9600万ドル。国際線の旅客収入が9%減り、うち中南米路線が12%減、太平洋路線も9%減った。(共同)