Friday, June 23, 2017 10:47 AM

子ども140万人栄養不足 中東・アフリカ4カ国

 国連児童基金(ユニセフ)は22日、南スーダン、ナイジェリア、ソマリア、イエメンの中東・アフリカ地域4カ国で今年、子ども計約140万人が深刻な栄養不足に陥るとの推計を発表した。

 国連は21日に内戦が続く南スーダンで「飢饉」が終息したと発表したが、ユニセフは4カ国で「危機的な状況は続いている」として国際社会の支援を呼び掛けた。食料支援などのため年末までに計2億5100万ドル(約279億円)が必要だとしている。

 ユニセフによると、ナイジェリア北東部で約45万人、ソマリアで最大27万5000人、南スーダンで27万人6000人、イエメンで約40万人の子どもが深刻な栄養不足になる可能性がある。(共同)