Monday, July 25, 2016 10:31 AM

民主党委員長が引責辞任 サンダース氏の妨害協議か

 民主党全国委員会のワッサーマンシュルツ委員長は24日、辞意を表明した。大統領選の候補指名争いの過程で全国委幹部が、善戦していたサンダース上院議員の勢いを止める方策を協議していた疑いが浮上し辞任圧力が高まっていた。事実上の引責辞任で、米メディアによると党大会が閉幕する28日に辞職する。

 全国委員長は、党の広報活動や資金調達、選挙戦略の調整などを担う全国委を統括する要職。25日に開幕し、クリントン前国務長官を候補に正式指名する党大会の主催者でもある。

 サンダース氏は、中立であるべき全国委がクリントン氏に肩入れしていると非難し、ワッサーマンシュルツ氏の辞任を要求していた。党大会ではサンダース氏支持者の反発が予想され、党の結束に影響が出そうだ。(共同)