Monday, July 25, 2016 10:36 AM

米ヤフー、事業売却決定 通信大手ベライゾンに

 通信大手ベライゾン・コミュニケーションズは25日、検索大手ヤフーのニュースや検索など中核インターネット事業を48億3000万ドル(約5130億円)で買収することで合意したと発表した。ヤフーは設立から20年余りで事実上の解体に追い込まれた。一時はネット業界の先頭を走ったヤフーだが、激しい競争の中で時代の波に乗り遅れた。

 ヤフー日本法人株の約35%と、中国の電子商取引最大手アリババグループ株の約15%は持ち続ける。継続保有する資産価値の合計は計400億ドル超で、中核事業売却後のヤフーは資産管理会社のような形態に移行する。社名も変更する。

 ヤフー日本法人の筆頭株主はソフトバンクグループで、米ヤフーからの独立色が強い。米ヤフーの中核事業売却後も、日本法人の業務に大きな影響は出ない見通しだ。(共同)