Monday, July 10, 2017 11:18 AM
府認可で「全て動いた」 補助金不正は答えず
学校法人「森友学園」(大阪市淀川区)の籠池泰典前理事長は10日、大阪府議会本会議で開かれた参考人質疑に出席した。評価額から8億円余りを差し引いて国有地の払い下げを受け、小学校開設を目指した過程を振り返り「(府の)認可適当があったので全てが動きだした」と述べた。運営する幼稚園の補助金不正疑惑については「刑事問題になっている」などとして答えなかった。
籠池氏は小学校設置の認可に関し府幹部から「頑張らせていただきます」との発言があったと紹介、担当職員らの名前も複数挙げ「親切丁寧に対応してくれた」などと、府側が前向きに動いてくれたと指摘した。2015年1月に府私立学校審議会(私学審)が「認可適当」と答申したため、国有地取得や建設業者の選定などに具体的な動きが始まったと主張した。
12年に安倍晋三首相と松井一郎大阪府知事が同席した教育シンポジウムの後から、学園を取り巻く環境に大きな変化が起きたとの認識も示した。(共同)
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