Tuesday, July 18, 2017 11:28 AM

イランは核合意履行と判断 米政権、追加制裁も

 米政府高官は17日、イランと欧米など6カ国の核合意について、イランが現時点で核合意を履行していると国務省が判断していると明らかにした。その上で「イランは米国の最大の脅威の一つだ」として弾道ミサイル開発などを巡って追加制裁を行う方針を表明、核合意はイランに核開発をやめさせるには不十分とも指摘し、トランプ大統領が関係国と連携しイランに厳しく対処すると強調した。

 スパイサー大統領報道官はこれに先立ち記者会見で「(核合意は)米国にとって悪い合意だということをトランプ氏は明確にしている」と述べ、改めて批判した。

 国務省はイラン核合意について90日ごとにイランの履行状況を議会に報告することが義務付けられており、4月18日の前回報告でイランは核合意を履行していると説明。ティラーソン国務長官は一方で、対イラン制裁解除が米国の国益に合致しているかどうか検証するよう指示した。(共同)