Monday, July 24, 2017 11:22 AM

ラッカの約4割を制圧 対「イスラム国」作戦で

 シリア人権監視団(英国)は24日、シリア北部ラッカで過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討を続ける民兵組織「シリア民主軍」(SDF)が「ラッカ市内の約4割を制圧した」と明らかにした。ラッカはISが首都と称する拠点。SDFは米軍主導の有志国連合の支援を受けながら6月6日、ラッカの進攻作戦を開始していた。

 SDFは今月3日には旧市街に進撃。イラクのアバディ首相は10日にイラク北部モスルの奪還作戦で勝利宣言しており、SDFなどはISの壊滅を目指してシリアでの掃討作戦を急いでいる。

 また監視団は、6月6日以降の戦闘で市民や監視団関係者、IS戦闘員ら約940人が死亡したと伝えた。(共同)