Tuesday, July 25, 2017 10:54 AM

新手口のウイルスメール 通常対策をすり抜け

 メールに添付された文書ファイルを開くと、中にアイコンのような画像が埋め込まれており、さらにクリックさせることでウイルスに感染させる新たな手口のサイバー攻撃が今春から国内企業に相次いでいたことが25日、独立行政法人・情報処理推進機構(IPA)の調査で分かった。

 これまでの添付ファイルによる攻撃とはパターンが異なるため、通常の対策ではすり抜けてしまう可能性がある。IPAは被害が拡大する恐れがあるとして、27日に詳しい情報を公表して注意を呼び掛ける。

 攻撃は4月ごろから始まったとみられる。重要インフラ関連の8業種(154組織)でつくる「サイバー情報共有イニシアティブ(J-CSIP)」の参加企業から4〜6月にIPAに報告された日本語の「ばらまき型ウイルスメール」は1171件あったが、新手口によるものが大半を占めた。(共同)