Tuesday, July 26, 2016 10:44 AM
テロ組織戦闘員容疑で捜査 独検察、自爆犯の男
ドイツ連邦検察庁は25日、南部アンスバッハの爆発事件で自爆したシリア人の男(27)について、過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘員だった疑いがあるとして、外国のテログループへの所属容疑などで捜査に乗り出すと発表した。地元警察当局と協力し、事件の背景や動機の解明を目指す。
発表によると、押収された男の携帯電話から、覆面をした人物がISの指導者バグダディ容疑者への忠誠を誓う映像が見つかった。連邦検察庁は自爆した男と同一人物の可能性が高いとみて、共犯や黒幕の有無などを調べる方針だ。男の近くにいた15人が負傷したことから、殺人未遂などの疑いでも捜査する。
IS系のニュースサイトは25日、自爆したシリア人の男とする映像を公開した。タイトルは「アンスバッハで攻撃を実行したISの兵士、ムハンマド・ダリールの映像」。男はバグダディ容疑者に忠誠を誓った後、「アラー(神)のための報復であり、有志国連合に参加するドイツが犯した罪への回答だ」と強調、「アンスバッハでの自爆作戦を宣言する」と語った。(共同)
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