Tuesday, July 26, 2016 1:16 PM

原油安で7四半期連続減収 キャタピラーの4〜6月

 建設機械で世界最大手のキャタピラーが26日発表した2016年4〜6月期決算は、原油安や新興国の景気減速による需要低迷が響いて純利益が前年同期比31%減の5億5000万ドル(約576億円)に落ち込んだ。売上高は16%減の103億4200万ドルとなり、7四半期連続の減収だった。

 原油安に伴う投資削減により資源開発業界向けの売り上げが29%減り、エネルギー・輸送部門向けも20%減と落ち込んだ。主力の建設産業向けも8%減り、うちブラジルの景気低迷が響いて中南米地域が32%減った。

 同社は英国の欧州連合(EU)離脱問題などで世界経済の不透明感が高まったとして、16年12月期の売上高見通しを従来予想の400億〜420億ドルから400億〜405億ドルへ引き下げた。(共同)