Wednesday, July 27, 2016 9:58 AM

ロシア政府関与濃厚と米当局 民主党メール流出

 民主党全国委員会幹部らによるクリントン氏への肩入れを示唆するメールが流出した問題で、米情報当局は、ロシア政府がサイバー攻撃に関与している可能性が非常に高いと分析、ホワイトハウスに報告した。ニューヨーク・タイムズ(電子版)が26日報じた。

 CBSテレビ(電子版)によると、複数の米政府高官は、手口や攻撃実施地点などが過去のロシア政府によるサイバー攻撃に酷似していると明らかにした。ただ、タイムズ紙によると、ロシアの恒常的なスパイ活動の一環だったのか、大統領選に影響を与える狙いだったのかなどについて米情報機関は解明できていない。

 オバマ大統領は26日放映のNBCテレビのインタビューで、ロシア犯行説を否定せず「ロシアは政府や民間のシステムに(サイバー)攻撃を仕掛けている。動機は不明だが(共和党大統領候補の)トランプ氏は繰り返しロシアのプーチン大統領を称賛してきた」と語った。(共同)